多様化の時代に入り、元々持っている才能や本質が直接ビジネスになる時代がやってきました。素晴らしい才能を発揮し、ビジネスが出来れば情熱もやる気も自然出てきます。ですが、多くの友人の中には才能や価値を見つけ認めることはとても難しいと悩んでいる人が大勢います。私もかつては何の取り柄もない平凡な自分に、「才能がある人が羨ましい」「どうしたら、他の人のように他人に誇れるものを持てるのだろう」「どうしたら、他の人のように自信を持てるのだろう」と悩みながら自分の能力と存在に悲観と落胆を繰り返しながら生きていました。
学生の頃、歌が上手い子や運動が飛び抜けてできる子、とびきり美人な子、勉強ができる子、水泳が上手い子、足がすらりと伸びてスタイルがいい子、他の人にもはっきりとわかるような価値を持っている人たちが羨ましくて、頑張っても頑張っても、どうして、いろいろなことがうまくいかないのだろう、とずっと思っていました。社会人になっては、学歴や資格、財力、人脈などをすでに持っている人たちと比べ、必死に努力するも、私の人生は全く別の方向へと動かされていくことが多いものでした。ですが、その後、私の才能は、人とは全く異質のものであることに気がついていくのです。
それは、思ってもいない部分に眠っていたものでした。才能どころか、見たくもない否定している中にも他の人にはないものが隠されていることに気がついたのは、当時の世界には全く求められていないような、あまり、公には語れるものではありませんでした。でも、この隠れていた、いや、最も遠ざけていた能力のお陰もあり、2008年より10年間で12回、1万人の来場者を6回も達成したイベントを統率することができました。
基本スタッフはたった3名。
そして、他の当日スタッフは全員素人のヒーリングスクールの受講生達10数人。たったこれだけで、一万人以上もの来場者のイベントを1日仕切ることは、通常では考えられないことです。が、それを何回も開催できたのには理由があります。
まず最初に、ひとりひとりの個性や性格に基づいて前向きさと協力、全体を組み立てる。
ひとりひとりの弱点を埋めるのではなく、ひとりひとりの個性の持つ強みで力の波及効果を上げていくことが出来たからです。